通〜ぶりズム

街を通ぶって歩く、通〜ぶりストたちによるブログです

日本スポーツのグローバル化

「トンガ」(正式名称はトンガ王国)という国を皆さんは知っているだろうか。ポリネシアに属する人口10万人程度の小さな島国だが、日本のラグビー界隈ではこの国を知らない人はいないと言っていいほどである。 なぜなら日本のラグビー界にはトンガ出身の選…

数字と記憶

私たちは、人生を重ねるごとに特別な意味を持つ数字が心に刻まれ続ける。 これは人類全体をとっても、忘れられない特別な出来事は、数字をもって人類史に刻まれ続けていく。 数字は世界人類共通、一番通じる記号の概念だ。しかも言語や文化に興味がない人で…

見えないルール

『民主主義ってなんだっけ〜?』私と同い年くらいの男性が、友人と笑っていた。現在、東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTにて、【ルール?展】が開催されている。---------【ルール?展】会期: 2021年7月2日(金)~11月28日(日)休館日: 火曜日開館時間: 平…

アイデンティティの行方

「日本人らしいね。」この言葉を強く覚えている。 こう言われたのは3年前の春休みにイタリアへと訪れた時のことである。難民支援を目的に6週間滞在していたうちの2週間目で施設の人に言われた。 私はイタリアに到着してからずっと、日本人らしく振舞ってはい…

スポーツの可能性

新型コロナウイルスが日本で爆発的な拡大を広げる中、東京でスポーツの祭典である「東京オリンピック2020」が開催された。私は非常にワクワクしていた。いろいろなスポーツのトップレベルな戦いを日本で見ることができることに嬉しさを感じた。 部活の合間に…

労働者に求められる「当たり前」

採用選考は無いのに、働くことを拒絶される。 それを私は目の当たりにしてしまった。 私は、とある人材派遣サービスの登録会に参加していた。 業務内容は倉庫内での軽作業。履歴書不要で面接も無く、働きたい時にすぐに働けるという好条件のアルバイトだ。 …

日韓をつなぐ『アジアの天使』

レポート明けの夏。ゼミの同期に誘われ、テアトル新宿に映画を観に行った。 その名は『アジアの天使』。 『舟を編む』(13)で日本アカデミー賞最優秀監督賞を最年少で受賞した石井裕也監督が、全編韓国での撮影、95%以上のスタッフ・キャストが韓国人という環…

言語の壁の向こう側

新型コロナウイルスが中国で流行り始めた2020年の2月、私は友人たちとヨーロッパ周遊旅行へ赴いた。旅行の7日目、イタリアのフィレンツェに到着し、エアビーで予約した街中のアパートに向かった。 私たちは予定されていた時間より少し早く着いたが、お構いな…

日本のアメリカを歩く

昨年、新型コロナウイルスの影響で1年間のアメリカ留学が中止になってしまった。おかげで外国に行きたい欲が日々高まっているところだ。 コロナ禍でどこにも行けないといっても、せっかくの夏休みである。少しでもアメリカを感じたいと思い、米軍横田基地が…

地元に立ち戻る

これは私の地元、千葉県千葉市の海の写真である。 コロナウイルスの流行によりオンライン授業となってから、何度か散歩がてら母と海を訪れている。 私の住む地域では、普通に生活する中であまり外国の方を見かけることはない、と思っていた。ところが、度々…

越境を始める虹の都

虹の都、光の港、キネマの天地 1929年に映画の主題歌として発表された歌謡曲、『蒲田行進曲』の冒頭の歌詞である。流行歌となって以降、この曲は蒲田という街を代表するものになっていった。 東京都大田区の南、多摩川を挟んで川崎の反対側にある蒲田。その…

遅れをとる日本

私は3ヶ月に1回の頻度で母親と韓国旅行に行ってきた(コロナ前まで)。 韓国は行くたび新たな発見が必ずあるので何度行っても飽きない。 そのうちの一つに弘大駅や明洞駅周辺のお店の変化ある。 行くたび同じ道が全く違って見えるほど複数のお店の外装が変わ…

アーレントかアイヒマンか

私はサークルでよく「アーレント」と呼ばれる。名前がハンナ・アーレントに似ているからだ。 ある日の大学の授業でちょうどハンナ・アーレントについて学ぶ機会があった。彼女はユダヤ人の思想家で、「悪の凡庸さ」という概念を後世に残している。ユダヤ人大…

New? or Normal? ~若者のメイクから考える日韓関係~

BTS、BIGBANG等、日本にも大きな影響を与えている韓国男性アイドル。韓国男性アイドルにインスピレーションを受けて、日本の男性もメイクをする風潮が生まれつつあるように感じる。実際、大学生である私の回りでもアイラインやアイブロウを使用している、男…

誰の問題?

「それは女性の問題だよね。もっと社会全体への関心はないの?」 この瞬間、私は心の中でこの会社ないなと思った。 就活の面接でよく聞かれる質問の1つに関心のある社会問題がある。私もこの春、画面の向こう側にいるスーツ姿の人間に何度も尋ねられた。一…

コロナで失われたモノ、変わらないモノ

「友達がいる国に爆弾は落としたくないよね」 私はこの言葉がシンプルで分かりやすい平和への意思だと感じる。 2020年3月。 新型コロナウイルス感染症が拡大し、対面活動が制限される日常が始まった。それは平和活動においても例外ではない。 私が学生ボラン…

固定された美を捨てて

突然だが、私は重めの奥二重である。友達に「どうすれば可愛くなるかなあ」と相談したところ「二重整形すれば?」と言われた。二重への憧れは私も強く、安くできるところを探し始めたのだが、ふと「二重だったらイコール可愛いのだろうか?」と感じた。 各国…

居場所

日本に来て早10年。自分の居場所は一体どこなのか。日常生活は日本語。しかし家に帰れば韓国語。どちらが母語なのかわからなく来ている。今まさに人生の半分を日本で過ごした。日本に何年住んでいるの?とよく聞かれることがある。10年と答える。そうしたら…

不安と共に生きる

2021年3月、私の元にある嬉しいメッセージが届いた。 「名古屋大学の大学院に合格しました!全てが順調に進めば、来月には日本に行けると思います。会えるのを楽しみにしています。」 約一年前、私がインドネシアで日本語を教えていた時の生徒からのメールだ…

越境のかたち

「あなたは何人(なにじん)なの?」 そう聞かれると、少し返答に困ってしまう。 私には、日本の血も、フィリピンの血も、スペインの血も流れているからだ。 だから私は少し考えて、「実は、クォーターなんです。」と答える。 しかし、そう打ち明けることに…

「アイデンティティ」とは

イサム・ノグチというアーティストを知っていますか?現在東京都美術館にて「イサム・ノグチ 発見の道 Isamu Noguchi: Ways of Discovery」(2021年4月24日〜8月29日)という彼の展覧会が行われている。恥ずかしながら私は、友人にこの展覧会に誘われて初め…

交流のかたち

高校1年生の時、シンガポールにいた私は現地の中華系の高校に通う生徒と交流する機会があった。“現地校体験”といわれるこの国際交流企画は、希望をすれば参加することができる。シンガポールにいるからこそできることをやってみたいと思っていたことや友人…

心の壁

アイデンティティという言葉をよく耳にすることがあった。大学の授業でもちろん、自分と似ているまたは違うアイデンティティを持つ人とも散々関わってきた。その言葉を完璧に理解したわけではないが、自分なりに解釈することができたような気がしていた。そ…

第18のゴール「歴史を伝える責任」

5月末、欧州からあるニュースが届いた。 27日、フランスのマクロン大統領は訪問先のルワンダで、(謝罪はしなかったものの)1994年のルワンダ大虐殺に関するフランスの責任を認めた。28日、ドイツ政府は20世紀初頭に当時の植民地ナミビアで犯した虐殺を正式…

遠くなる「海の向こう」

世界で新型コロナウイルスが猛威を振るった昨年以降、世界の国境は閉ざされた。現在ではワクチン接種が進む国々での行き来が再開しつつあるものの、依然として国境のハードルは高い状況は続く。コロナ下において、国境を越えての旅行は一気に現実味がなくな…

越境者の出会う街

アメリカのごはんは美味しくなかった。いや、よく味がわからなかった、と表現するのが適切かもしれない。 私の出身高校には、1年生向けの課外プログラム「アメリカ研修」なるものが存在する。例年、春休みを利用して有志20名前後がアメリカに渡り、ボストン…

ビジュアルのちから

コロナ禍以前の歌舞伎座の幕見席には、外国人観光客とみられる人々がちらほらいた。幕見席とは、歌舞伎の好きな幕だけを1000円程度で見ることができる席だ。当日券のみの販売で、気軽に歌舞伎を楽しめる席として人気が高い。 日本人であっても、歌舞伎の台詞…

「新しい文化」を食べてみる

韓国にはチャジャンミョン(漢字表記:炸醬麵、ハングル:짜장면)という麺料理がある。韓国でチャジャンミョンと言えば中華料理に分類され、どの中華料理屋さんに入っても必ずあるメニューと言ってもいいほど定番の中華料理として有名だ。このように韓国で広…

“なんちゃって”が地球を救う

最近の地球は機嫌が悪いと思う。 なかなか雨が降らなかったり、と、思えば雨が長引いたり、今年の冬はあまり寒くないと思っていたら、つい最近大雪が降って何百人もの人が足止めされたりしていた。 私はまだ生きてきて20年ちょっとしか経っていないが、幼い…

同じ窯の飯を、食えないひと

「同じ釜の飯を、食えない人」一昨年の秋、しっかり丸くなった自分の顔を鏡で見て渋々ダイエットを決意した。その頃我が家では、一週間に1日水のみで生活するという「月曜断食」なるものが流行しており、私も母と一緒に週一回の断食に挑戦した。軽い気持ちで…