通〜ぶりズム

街を通ぶって歩く、通〜ぶりストたちによるブログです

遅れをとる日本

 

私は3ヶ月に1回の頻度で母親と韓国旅行に行ってきた(コロナ前まで)。

 

韓国は行くたび新たな発見が必ずあるので何度行っても飽きない。

 

そのうちの一つに弘大駅や明洞駅周辺のお店の変化ある。

行くたび同じ道が全く違って見えるほど複数のお店の外装が変わっていたり、同じお店に入ってもメニューがガラリと変わっていたりする。

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↑2016年に流行ったシカゴピザ

 

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↑人気のカルボナーラにチキンを合わせた独創的なメニュー(撮影2019年)
 

この変化の中を生き続ける韓国の飲食・アイドル・その他日用雑貨を取り扱う店舗の努力は著しく、高く評価されるべきだ。

体感の話になってしまうが15年ほど前「冬のソナタ」や「東方神起」など日本に韓国ブームが来た時、未だソウルという都市はこんなにスピード感を持った魅力的な都市ではなかったように感じる。

このスピード感は美容・アイドル・食・カフェなど様々な文化が多角的に場所取り・人気取り的な競争をしあって形成されてきたであろう。

彼らの自己・自店PR力と時代の流れに乗るための努力の賜物であり、韓国ソウルの繁華街はまさに“流行り”の宝庫である。

 

 

 

韓国での体験談をふまえて日本について語りたい。

 

日本はもともと「保守的」「他力本願的」な印象が強い。由緒あるお店を好むし内装・外装を変えるとなると相当な時間をかけてじっくりと確実に構想を練る。

 

その反面、国民は新しいものを好み流行りのものはすぐに飽きる傾向にあるようだ。

オープン後連日大量の人が来店し列をなしていた繁華街にできた綿飴屋さん(原宿)も、2ヶ月もすれば平日なら並ばずともお店に入れたり、むしろ客がいないなんて光景も目にしたことがある。

ここで問題視したいのが、この現状があってもお店が潰れることはなかなかないという日本の現状である。

「ここ人入ってるのかな」「潰れそうだよね」と言った印象のお店ですらなんだかんだ頑張って営業していたりする。これは日本特有の現状維持志向がかなり影響していると思う。

 

新しいものは好きだ。しかしそれは無責任に取り入れられる立場だから好きなのであって自分が新しいものを作り出していく、自ら変化の渦に入っていくのは危険性が高く好ましくない。

こう考える人が日本国民の大部分を占めていると感じる。

 

この国民性は世界的には責任感が慎重で考え抜く力がある⇨失敗が少ない優秀な日本人として評価されてきたわけだが、この国民性を今後も貫くのは果たして評価されるべきなのだろうか。

 

より様々な国で変化が生じ国際的に競争が激しくなるであろうアフターコロナを考えると日本人らしさ・我々の強み/弱みについて再考する必要がありそうだ。

 

#韓国 #日韓関係 #韓国文化

 

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