通〜ぶりズム

街を通ぶって歩く、通〜ぶりストたちによるブログです

街のハードル このはな

 高円寺という名前を聞くと何を思い浮かべるだろうか。古着? おしゃれなカフェ? 実は私は、恥ずかしいことに今回のフィールドワークに行くまでこの地名をはっきりと知らなかった。高田馬場から中野方面に行くのが初めてだったのだ。だから、高円寺という街がどんな場所かよく知らずに向かった。なんとなく知っていたのは若者が多い街だということぐらい。
 初めて訪れた高円寺は平日の昼間でも活気のある街だった。個性的なファッションの若者や、昼飲みする人たち、安さを強調した看板。確かにこれは若者向けの街なのかもしれない。
 高円寺は、誰にでも好きなことが好きなようにできる街だ。陶芸教室の先生も、ジャズバーのマスターも、古着を買いに集まる若者たちも、それぞれ自分の好きなこと、やりたいことをやっている。人々が生き生きしているのだ。ただ、逆に言うと自分のやりたいことを理解していないと、この街を訪れることが許されないような気がした。その点では私にとってハードルの高い街だ。

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高円寺駅阿佐ヶ谷駅間高架下