通〜ぶりズム

街を通ぶって歩く、通〜ぶりストたちによるブログです

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

グリーンブックを観て

『グリーンブック』は実話を元にしたストーリーで、人種差別の影響が強く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ピアニストとイタリア系男性の友情を描いた作品だ。昨年の「第91回アカデミー賞」にて作品賞を受賞した。 この映画を観終わると、黒人がいか…

1、近くて遠い隣人

数回にわたり、「在日外国人の今」というテーマでお届けする。初回となる今回の舞台は群馬県の大泉町。大泉町周辺は、SUBARUやPanasonicなどの大工場があることを背景として、日系ブラジル人が集住していることで有名な地区だ。 大泉町と私の地元は県境を隔…

黒人差別は対岸の火事なのか

『私はあなたのニグロではない』(参照: https://www.magichour.co.jp/iamnotyournegro/)トランプ政権がスタートした2017年にアメリカでヒットし、日本では2018年に公開された後、2020年に再上映されたこの作品。1960年代のアメリカの黒人差別と公民権運動の…

3、共生の最前線

東京から電車に揺られること2時間半、群馬県大泉町に着いた。大泉町は、人口の10%以上を日系ブラジル人が占め、日系ブラジル人の一大コミュニティを有する。 近年は、町内の外国人の出身地はアジア各国に拡大している。黄色と緑色に塗装された真新しい駅に…

2、食と暮らし

早大生の庭ともいえる高田馬場。ここが「リトルヤンゴン」と呼ばれていることをご存知だろうか—。 駅から歩いてすぐの路地裏にミャンマー料理店「ノング・インレイ」は店を構える。http://nong-inlay.com/薄暗い雑居ビルに足を踏み入れ店内に進むと、そこに…

1、食事を共にするということ

「Go To イート プレミアム付き食事券販売一時停止」 「飲食店 時短要請再び」 新型コロナウイルスの流行が「第3波」の様相を呈する中、こんなニュースが飛び交う。コロナ禍の今、友人や職場の同僚と食事を共にする機会が減ったという声は頻繁に耳にするだろ…